離職の原因は夜勤負担が大きい。夜勤回数はもとより、16時間に及ぶ2交代制の長時間夜勤の広がり、少ない人員体制−などから過酷な労働を強いられるからだ。看護師への負荷がかかることは、同時に患者の安全を脅かすことにつながる。3人体制の夜勤でも、たとえば夜間の救急搬送で1人が救急対応にとられ、ナースコールが2回鳴れば、3コール目をとる看護師はいない。その患者が急変していた場合、どうなるのか。看護師不足の問題こそ、憲法の第25条で保障される、健康で文化的な最低限度の生活を営む「生存権」を脅かしていると言える。こうしたなかで、夜勤の労働時間について規制を緩和する動きや、看護師に新たな業務を課す「特定看護師(仮称)」の創設などが議論されている。しかし、特定看護師といっても、いったいどれだけの人がわかっているのか。
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