故人を偲びながら会食をする形が一般的ですが、なかには自宅でお茶とケーキというシンプルな形もあり、故人への想いのこもった温かい会なら、どんな形式でもよいと思います。案内する際には一般に、「平服でお越しください」と書きます。お別れ会の内容・形式はすべて自由です。人数が多い場合は、どなたか司会の人をお願いし、進行についても打ち合わせをしておいたほうがよいでしょう。少人数なら、遺族や親戚の進行で対応できると思います。故人に黙祷したり、献花をしたり、お別れの言葉(弔辞)もいただいて、儀式をきちんとする形でも、会食をしながら、友人・知人が在りし日のエピソードをスピーチする形でも、好きな方法を選べます。趣味の仲間が、楽器を演奏したり、コーラスしたりして追悼するのもよいでしょう。故人のメモリアル写真や、愛用品、趣味の品々を展示することで、話がはずむこともあります。
結納金は、一般的に男性の月収の2〜3ヵ月分が目安と言われています。しかし、これも決まっているわけではないので、無理のない金額でいいとされています。ある銀行の調査によると、結納金の平均は70万円となっています。また、この調査では、結納金ゼロという人も20パーセント近くおり、この人たちは婚約記念に指輪をプレゼントしたものと思われます。指輪代の平均は50万円。結納金と指輪をセットで贈るケースもあります。この場合は、総額を月収の2〜3ヵ月分と決めたら、その中で結納金と指輪の配分を考えます。例えば、総額が50万円だったら、結納金30万円、指輪20万円と振り分けます。女性側からの結納返しは、一般的に「半返し」といわれていますが、最近は両家で話し合って省略するケースもあります。また、現金の結納返しはしないが、ネクタイピン、カフスボタンなど婚約記念品を男性に贈ることもあります。結納返しの方法も地方によってしきたりが違います。東北地方、関東などでは、結納の当日に「御袴地料」として半返しするしきたりが残っています。また、関西では、当日は返さずに嫁入りのときに「みやげ金」として男性に現金を贈るしきたりがあります。しかし、これらのしきたりは、だんだんすたれてきました。
自己紹介のマナーとしては、同じ社内なら目下から、訪問したときは訪問した側から先に自己紹介し、名刺を渡します。次に、訪問される側が名刺を渡すのがルールです。たとえ訪問した側が部長という役職でも、また訪問された側が社内では平社員であっても、この原則になります。仕事関係では、訪問する、される、という場合は、このルールが適用されます。しかし、社会的に見て目上が目下を訪問する、という場合かあります。たとえば、学校の先生が、その学校の卒業生を訪問する、などという場合です。同じ学校の師弟であったが、これまでに直接の面識がないので、自己紹介があらためて必要だという場合を考えると、学校では「先生」だったわけですし、年齢も上であることから、目上ということになります。こうした場合は、目下の人からまず名乗り、名刺を渡すのがマナーです。明らかに目上、目下がわかるときはいいのですが、どちらが先に出すかで迷う場合があります。たとえば、対等な立場の担当者同士が会うとか、お互いの会社ではなく喫茶店などで会う場合です。この場合は、お互いの会社関係から、上位と下位を判断します。発注者と受注者ならば発注者が上位に、売り手側と買い手側では買い手側が上位になります。また、お願いごとをする場合は、お願いされるほうが上位の扱いになります。ビジネス社会は、会社も人間もこうした関係で成り立っていますから、その点をよく認識しておきましょう。わからない場合は、自分のほうから先に渡すほうが無難です。